アソシエ紹介

 

アソシエとは 社会における生活と身分はそのままに保ちながら、創立者聖アンジェラと副者マリー・ド・レンカルナシオンの生き方に示される霊性とカリスマに従って、洗礼の約束を最大限に生きようと望む人々を言います。

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フィリピンのアソシエの誓約式
フィリピンのアソシエ
フィリピンのアソシエ
子供のアソシエ
八戸アソシエ誓約式
八戸アソシエ誓約式
アソシエの黙想会(函館)
アソシエの黙想会(函館)

今回の黙想会の参加者はSr.ノエラとSr.片岡を含め14名。津軽海峡線の特急列車に集合した参加者の顔は、遠足にでも行く小学生のように皆にこやかでした。渡島当別駅に着き、出迎えの3台の乗用車に分乗し修道院へ(元気な3人は徒歩で)。修道院の敷地に入ると、左右を緑の牧草地に覆われた真っすぐな並木道、当別教会とレンガ調の修道院の建物、そしてきのう満開になったばかりの山桜が私たちを歓迎してくれました。 スケジュールの合間の散策も大切な黙想の時。修道院の建物を囲む高い石垣、その周囲には広大な牧草地、畑、果樹園が広がる。静寂の中、小鳥のさえずりと時折通る列車の音だけしか聞こえません。神と自分にだけ向かい合える場所。ふと手を上げると神様に触れられる気がするほど神に近い場所。このすばらしい環境はトラピスト修道院の110年にもおよぶ福音のたまものであると確信できます。

アソシエ(仙台・八戸・東京・八木)創立者の地を訪ねて

グレッツェ:アンジェラが両親と一緒に過ごした家
アンジェラが幼少の頃両親と共に過ごし、また両親の亡き後引きとられたサロの伯父の所よりデゼンザノへ戻って来て再び生活した家:サロの山々を望む小さな窓、ここにも十字架と木の枕と粗末な敷物。。。神のご計画を探求するのみの、清貧に徹した生活が伝わってくるようだ。

アソシエの誓約式
アソシエの誓約式

アソシエの誓約式で(前列中央)八戸アソシエ会員  赤坂一明

何気なく見ていたNHKのテレビ番組で津軽地方の、あるリンゴ農家の冬を追う特集があった。津軽といえば深い雪。私の父の歳と同じその農家の人は、冬は剪定作業や若木を育てることに一日一日を費やしていた。剪定は木の節をちゃんとみて作業しなければリンゴに枝がぶつかってキズをつけてしまい品質を落としてしまう。また、この畑にはねずみがやってきて若木の柔らかい幹をかじって駄目にしてしまう。そうならないようにするために、老木をそのまま植えておきフクロウが来やすい環境にするなどその農家の人は並々ならぬことを自然の中から学びとっている様に思えた。番組の最後に「私なんかまだまだひよっ子」と謙遜して笑うその人の顔には嘘がなく私が仕事上で接してきたどんな笑顔よりも素晴らしく思えた。番組終了後、あの表情どっかで見た表情と同じだったなぁと思いしばらく考えて思い当たったのは普段お世話になっているシスターたちの笑顔だった。こういう顔を自分もしてみたいものだと思う。
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「初誓約に寄せて」 (東京アソシエ)

聖アンジェラ・メリチの御名を頂き受洗してから十五年がたちました。ところが、受洗後五・六年もたつうちに諸々の事情に流されて、御ミサは月一回位、地区会は長期欠席、修道院へもいつの間にか足が遠のいていました。こんな状態で良いのかと思っていた所へ、聖アンジェラの足跡をたどる巡礼のお誘いを受け、速、参加を決意いたしました。足跡をたどりながら聖アンジェラの強い信仰心と信仰に裏づけられた行動力に心打たれました。そして聖アンジェラの「イエズス様の御足もとに」という言葉が少しずつ響いてきました。全ての雑念を捨ててひたすらイエズス様の御足もとにゆきなさいとさとされているようでした。今から思い返しますとあの巡礼のバスの中のどこかに聖アンジェラが座っておられ、一人ひとりにエールを送っていて下さったのではないかと思えるのです。

巡礼から帰国後は、アソシエに熱心に通い、そしてこの度、聖アンジェラの列聖二百年という記念すべき年に、アソシエ会員の初誓約を受ける事ができました。感謝に耐えません。

誓約式の時にシスターが「受洗の時の約束を思い出して下さい」とおっしゃられました。恥ずかしながら私は内心で、何か約束したかしら?と思ったのです。少しずつ思い出し「汝の主なる神を心から愛し、受け入れますか」この事かしらと思い至りました。まだ他にもあると思います。また当日の御ミサの中で神父様が「貴方の重荷を負って私の所へ来なさい」という御言葉を話されました。何回か耳にしていた御言葉でしたのにその時は電撃が走りました。

何十年来、自分の努力で何かと解決しようとして果せず、一日も早く逃げ出したいと思っていた悩み、それは私自身から離れられないものとして受けとめそれを十字架として主の所に来なさいとおっしゃられる。これは正に恵みの御言葉でした。

誓約式は、受洗の時を思い起こさせ、新たな御言葉との出会いがあり、母聖アンジェラの愛に包まれた大きな恵みのいただけた日でした。

アソシエに出席するようになってから日も浅く、まだまだ勉強が足りませんが、母聖アンジェラとアソシエを通して又、新たな教会への道が、イエズス様への道が生き生きと復活して来ました。感謝。